奥能登の代表的な民俗行事で、国指定重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産に登録されている神事です。
毎年12月5日に、農村の家々では1年間の収穫の感謝と次年度の五穀豊穣を祈願する為、田の神をもてなす。
まず、種もみの俵を据え付け、斎場を作る。そのあと、家の主人は紋付袴の正装で、家の苗代田に向かい、夜の場合は、堤灯を持って田の神を家に案内する。田の神は姿が見えないので、あたかも目の前に神がいる様に演じる。
家族全員が迎える中、主人は膳の内容を一つ一つ丁寧に説明し、一時間後、神が食したと見て、お下がりとして家族で膳を食べる。
神はそのまま年を越すとされ、翌年の2月9日、主人が元の田へ送り出して鍬を田に入れる。(柳田村 合鹿庵 パンフレットより)
私達が体験したのは、奈良木家でした。(家に寄って やり方が 色々 違うそうです。いいですねぇ〜〜〜)
(年前から 家にいる神様)神棚に向かって 呼びかけて、囲炉裏の前の座布団に神様を 誘う ご主人。
その後、お風呂に入っていただき、温まってから 御膳の間に案内します。
(千と千尋みたいですね。)
ご主人が、段差がありますとか、階段がありますとか、目の見えない?神様を案内しているのが そこに神様がいる様でした。
<左> 松と米俵、畑の代表 大根(二股)、
<右> 里芋、牛蒡、人参など 根の物をお供えしました。
神様は夫婦。
神様のためにお刺身を盛るセバスチャン。
神様の為に御膳を用意し、もてなします。
豆はまめまめしく 働きます。米は豊穣を。農機具もお供えします。
食べていただいた後、また、段差などを気遣い、田に導きます。
(依り代の松を持っているご主人と着物に羽織の奥さん(左))
松を田に立て、鍬を入れ、お神酒を蒔くご主人。
みんなで神様の下がり物を頂く為に準備中。
神様の下がり物。
小豆ご飯。小豆は汚れを防ぐから。
鰯汁、、、
大根と人参のおなます に 魚の身をほぐした物が振りかけてあって 美味しい。
煮物の人参、大根もほのぼのとした味。
朝ご飯に、ご飯とお雑煮を食べてしまい、昼ご飯は たくさん 食べられませんでしたね。。。。。残念。
弥生時代の丸木舟。写真じゃ 全然 わからないのですが、 現存しているのが、3隻とか、、、、、
触っていれば 良かった。